いつか大切な物を無くすぞ

実は未だ決め兼ねてる。正直、母が「お前…わざと選り好みし、延々と…否、永遠に実家へ住む気?

親元を三十歳でも出ず、四十…死ぬまで居れると?彼女は?悲しすぎ」そう愚痴を呟かれようが、反論出来ぬ身。

勿論、部屋探しは超真剣。けど生真面目、実直、慎重など周囲から言われ、自身も自負するだけあり、常に悩みが尽きず、結局選択不可能に…。

「優柔不断も困り者じゃな。そして、いつか大切な物を無くすぞ」祖父は常日頃、口を酸っぱく、説教を重ねる。

父も「バカ!早く見つけねーから、良質な物件が消え、難航の一途!全部悪ぃのはお前!早く見つけろ!一年…否、今月中に引っ越せ」

散々罵詈雑言を浴びせ、終いにはビンタ。正直…大嫌いな呑んだくれ。けど、一理あるゆえ、余計に腹立つ…。どうなろーが、知らね。面倒だもん…と、AB型な私。

時々面倒臭がり屋、だらしねー性格も浮き出る。やべっ!